皆様お久しぶりです。

今年ももうすぐ終わりですね。
SALE準備中の梅ベタスタッフです。



なかなかブログを更新出来ず、すいません。

今回は久しぶりのブログという事で初心に立ち返り

「ベタの飼い方」

このテーマで書きたいと思います!!!



まず初心者の方に向けた内容ですので、

上級者の方は間違っていればご指摘してもらって構いません。

少し長くなりますがつらつらと書いていきましょう。




まずベタという魚について

「ベタ」うちで扱うショーベタですが、何千回何万回という品種改良によって観賞魚として人間に作り出された魚という事は皆さんご存知だと思いますが、

ヒレを大きくより美しくと生まれたのが
「ハーフムーン」という品種になります。

大きく美しくなった事によって
ベタは人間の手がないと成長出来ない魚という事です。

自然界では生きる事が出来ない魚

まさにペットフィッシュと呼ばれるショーベタ。

それだけ手間と時間をかけてあげなければ

綺麗で美しいベタのヒレは
長くは持たないという事です。

まずベタを飼う際に水槽を選ぶと思います。

綺麗に飼いたいからガラス水槽を選ばれる方も多いのでは無いでしょうか?

基本的にはある程度の水量と奥行きと幅があればベタは飼えます。

ここで注意してもらいたいのが、水深が深い水槽はベタには不向きであるという事です。


ベタは水面で酸素を取り込むラビリンス器官があるのでたまには水面で呼吸をしたい魚です。

水深がある事で水面に行こうと思ってもなかなか体力を使う事となるので、なるべく水深は浅く幅広い水槽であればベタはのびのび過ごせるでしょう。

水深が深い水槽で飼う場合にはエアレーションなどを使用して水槽内に酸素を十分に取り込める環境であればベタに負担も少ないのでお願いします。
その時も水流は弱めでお願いします。

「じゃあ梅ベタさんはなんで1リットルの水槽で飼育しているの?」
という声が聞こえて来そうなのでうちでなぜ1リットルの水槽で管理しているのかですが。。

まずベタ専門店が行なっているのが管理という事。

飼育であればエサを沢山与えて大きい水槽で飼うのが正解ですし、素晴らしいことです。

ただベタの数が増えると問題があります。

まず水換えの問題です。

本当は3リットル以上の容器で管理したいです。

ですが水を増やす事で用意する水の量は3倍になり水換えの時間が増えてしまいます。

そうすると100匹以上いるベタ1匹、1匹の様子をみたりエサをあげたりという時間が削られてしまいます。

30匹ほどであれば大きい水槽での管理に切り替えますが。

100匹以上となると1リットルの水槽と2リットルのボトルなどでの管理となります。

出来れば大きい水槽が望ましいのですが、使うお塩の量や病気の子のケアには1リットルから2リットルくらいが100匹以上の魚を管理する上で適しています。

また輸入直後のベタは体調が優れない個体がいたり日本の水が合わなくストレスなどから病気を発症したりする子が良くいます。

そんな時も1リットルを基準にすぐに塩浴やトリートメントに切り替えやすいという事もメリットではあります。

話はだいぶ脱線しましたが

水槽の次はお水です。

お水は1番大事です。このお水がベタに良いことが
ベタを健康に安全に育つ上で1番大事な事だと思います。

まずご自宅の水道水が
中性なのか、弱酸性なのか、弱アルカリ性なのか
測る必要があります。

梅ベタは現在東京で水換えをしておりますが
水道水からでるお水は弱酸性です。

井戸水などを使用している場合は特に注意しておみずのphに注意してあげて下さい。

梅ベタが良く取引をしているインドネシアのphは
6.4が多いという事や、ファームによっては雨が降り
酸性に傾き6.0水温も20度なんて事もあるようです。


またカルキ抜き剤も日本ではベタ専用のものが多数あるので、ご自身に合ったものを使えば大丈夫です。

重金属無害化と粘膜保護などが書いてあればそれで大丈夫です。

あとはお塩を入れる事でベタの負担が少なくなるので
宅急便でベタが届いた最初の水には0.25%の塩浴をオススメしております。
塩分濃度「0.25%」=1リットルに小さじ半分です。

あとはマジックリーフなどでブラックウォーターにする事で現地の水に近づけられます。
調子や色が上がる子も多いのでマジックリーフや水質調整剤なども利用すると良きです!



また温度もとても重要です。

ベタのお水は一般的に27℃前後のカルキ抜きをした水が良いと言われております。

温度に関してはベタを一気に寒い所や暑い所に入れなければ23-30度くらいの幅で飼育は出来ます。

ただ温度を上げベタの代謝が良くなればベタのライフサイクルは早くなり、水温が低い所で代謝が下がればベタは長生きするとも言われております。


うちでは低い温度で飼育した事がないので、あまり参考にはなりませんが3年少しくらい生きた子がおります。


温度についてはさまざまな考え方があり
初心者の方は困ると思います。

なるべく一定にこれに尽きるとおもいます。

1°C変わるだけで人間にとって10°C変わるくらいと思って貰えれば嬉しいです。

またここで
「投げ込み式のヒーターを使う人」
「パネルヒーターを使う人」
「室温管理をする人」
この3パターンに分かれます。

うちは後者の室温管理です。

冬場はとても安定しますが夏場や季節の変わり目の朝晩の気温差が激しい時は苦労します。

まず5匹くらいまではヒーターがオススメです。
ヒーターは温度管理機能がついているものであれば比較的水温の管理が楽です。


10匹〜20匹以上となると
室温管理の方法しか無くなると思います。

室温管理ではは空気のムラが出来ぬように
サーキュレーターなどで部屋の空気の温度を安定させる事をオススメいたします。

続いてエサですが

うちでは浮遊性の日本のエサを使っております。
これはお客様がどこでも手に入るエサで管理出来るように、梅ベタで訓練をしています。
海外のファームなどでは蚊の幼虫やアルテミアなどの活き餌を与える事が多いです。

ですが日本ではなかなか手に入りません。

なのでうちではヒカリベタを与えています。

基本的には健康で健やか育ってほしい場合は
朝晩の4-10粒程度一日二回ほどで大丈夫です。

ただし消化不良の場合やエサを食べない場合は無理に与えずに少し様子を観察してみて下さい。

冷凍赤虫や乾燥赤虫などもご用意があると
食わず嫌いを起こしたベタにはとても有効です。

大きなヒレを維持するためには筋力も必要なので高タンパクなフードがそれを助けてくれますし、たまに赤虫を1.2匹あげるのもとても良いと思います!

あげすぎはやはり消化不良の原因になるので、
なるべく避けて下さい。あくまでも一匹ずつ増やしてうんちの確認が必要です。


フレアリングをさせましょう

フレアリング威嚇行動を朝晩二回ほどさせてベタの体調を観察しましょう!
普段通りに威嚇するか、うんちをするかなど様々な健康のバロメーターになります。
またヒレの大きなハーフムーンなどの品種はこの行動を取らないとヒレの先に血行が行き渡らなくなり、癒着や病気の原因となってしまう為、一日二回くらいフレアリングをオススメします。
単独飼育の場合でもフレアリングは出来ます!
鏡を使ったフレアリングがオススメです。
鏡は臆病なベタでもフレアリングをするので
是非試してみて下さい!


ベタは病気にかかる魚です

ベタを飼えば誰しもが一度は病気を経験します。
これは水質の悪化が原因な場合や
ベタの免疫力が弱まり発生したりと様々です。

ベタの異変、病気を見つけたらすぐに適切な対応で対処すれば大丈夫です!

どんな病気もまずは塩から

まずは塩水浴で様子を見る事です。

ここは躊躇なくすぐに0.5%の塩水浴をしましょう。
0.5%=1リットルに小さじ一杯

この間にベタの原因を探します。
塩水浴で良くなれば良いのですが

ベタには
白点病、コショウ病、マツカサ病、腹水病、寄生虫
、オグサレ病、口腐れ、ポップアイ、赤班病、ポックス病、浮袋障害、etc…など様々な病気があります。


そこでベタを飼う時に薬も一緒に用意しておいて下さい。

必ず用意してほしい薬は
グリーンFリキッド「メチレンブルー」
グリーンFゴールド顆粒
この2つは常備する事をオススメします。


寿命が約2年と言われている魚です。
少しでも体調の悪い期間が続くことでみるみる衰弱してしまいます。
人間でも5日間ずっと排気ガスの中に晒されて具合悪くなるように、ベタの1日は人間にとって何週間にもなります。悪い水に1日2日でもいたら免疫力が下がり病気になってしまいます。


最後にベタの飼育での1番大事な事

こまめなお世話と観察に尽きます。

愛を込めてベタを愛でてあげて下さい。

梅ベタより



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