梅ベタ

梅ベタです。 ベタの生体販売を行っています。 入荷の情報やセール情報 飼育に関する情報をお届けしていきます。

カテゴリ:ベタ生体 > ベタの繁殖

先日は前編をご覧いただきありがとうございます。


今回はベタの繁殖 後編 になります。

後編に関しては

前編よりもかなり難しいので

こまめな水質管理が必要となります。

まず生まれてから4週くらいまでは

水替えは基本的にしません。

稚魚ベタは水質の変化などに弱いので

悪化にも弱いです。

なるべく水質を変えないように

管理が必要となります。

特に初めの1、2週間はとても大事です。

せっかく生まれた稚魚の大半が亡くなって
しまったと言う経験も実際に私もあります。

はじめにオスのベタを入れる際に

5リットルの水槽に半分の水とお話しましたが、

水槽に半分の水を足せる足ししろでもあります。

基本的に当店では生後1ヶ月までは

足し水とこまめなゴミ掃除で

全換水は生後2ヶ月くらいまでは

基本的には、しません。

ここからは大事な点などを、

まとめて時系列で説明致します。

生後1〜2週間



まず生まれて5日目くらいから
稚魚がブラインシュリンプを食べはじめます。

はじめは少しの量をなるべく全体に
スポイトで垂らすイメージです。

ニチドウのハッチャーなどを使うと良いです。

ブラインシュリンプはハッチャーで海水で沸かすため

カルキ抜きをした水で少し洗います。

うちではブラインシュリンプ用のメッシュカップを使って行っています。


はじめはそんなに食べないケースも多いので、

様子を見ながら量を調整していくイメージです。

ニチドウのブラインシュリンプエッグであればスプーンがついているので、成長の度合いに合わせたエサの管理がしやすいとおもいます。


はじめはスプーンに半分程度で良いです。

1週くらいから全体的にエサを食べはじめます。

この餌やりをするたびに水質は悪化していくので、

ここで足し水です。

足し水する時に梅ベタではゼオライトベタストーンと
PSBを投入します。

足し水する時は水質をかき混ぜないように水槽の隅からエアレーション用の極細チューブでゆっくり落としていきます。水面にビニールなどを敷いて落としてあげる。水をかき混ぜないように注意しておこないます。とにかく急激な水質の変化には弱いので。


2週目くらいになってくるとなかに入れていた水草などにも汚れがついてくるので交換またはカルキ抜きした水で洗浄します。

このタイミングで下に沈んでしまったマジックリーフも取り除いて下さい。

大体生後2-3週間くらいで5リットルの水槽がひたひたになるくらい水を足したら、20リットル水槽の出番です。

ここで5リットルの水槽からそのまま空の20リットル水槽に移します。はじめに水だけ少し移してから稚魚を入れれば衝撃で怪我などしないので、優しく行って下さい。


生後2週-4週

ここでも一週目から2週目と同じようにゴミを掃除して足し水をすると言ったかたちで、水量を上げていきます。

この時はブラインシュリンプもかなり食べるようになるのでスプーンに一杯で朝、昼、夜、の3回の餌やりをすると大きくなるスピードも上がります。

その分ゴミや食べ残しなども増えるのでこまめなゴミ掃除はかかせません。

20リットル水槽に水を足すのは5リットルの時よりも倍のスピードで上げていくイメージです。

ある程度水槽の上部まで水が来たら
濾過フィルターかフィルタースポンジ
などを使用して水質を管理します。


ここまで来れば

もう一安心して良いでしょう。

ここでブラインシュリンプから人工飼料に切り替えるタイミングでもあります。

人工飼料のオススメはおとひめのB2あたりを
最初はすり潰して与えてみて下さい。

人工飼料ははじめは魚の食いつきが悪いので

エアレーション等で少し水を動かしてあげるとよく食べるようになります。

人工飼料にすると水質の悪化は加速しますので、

1/3、2/3、全換水として行きます。



生後1ヶ月から3ヶ月

ここまでくると稚魚ではなく幼魚となります。

もうある程度大きくなってきていますので

普通の熱帯魚を飼っている感覚で飼えるようになります。


ただ水質の悪化は良くないので、

特に死魚がいた場合すぐに取り除いて下さい。

ここまで行くと

エサも朝と夜2回と一週に一度の水替えでも魚が強くなっているので問題なく成長します。


生後2ヶ月くらいから生きのいいオスが現れてまわりの自分より小さい子をいじめたりする子が出てくるので、個別の水槽に移します。


なかなかこのやり方ですとかなりの数が

元気に育つので水槽も増えて大変ですが、

繁殖でしか見られないベタ飼育の奥深さや

魚の成長の過程を楽しむ事ができるので、

是非トライしてみて下さい。 

オス同士も一緒に飼える場合もあるのでなかなか経験できないベタの魅力がありますよ!

もしできれば、近くの熱帯魚屋さんに引き取りが出来るか確認してから繁殖を行う方がオススメです。


最後にここまで長くなってしまいましたが、

ご覧いただきありがとうございました。

次回こそアクアリウムバスの案内を書きます!w

あ!その前に輸入か!w

梅ベタスタッフ







これがあると簡単にブラインを洗浄できます。



ニチドウ ハッチャー24 2【ペット用品】【水槽用品】 ホビー エトセトラ ペット 水槽用品 top1-ds-1281071-sd5-ah [独自簡易包装]


















#梅ベタ
#インドネシア産
#ベタ繁殖
#ベタが好き
#ショーベタ
#ベタのいる暮らし
#ベタ販売
#プラカット
#ハーフムーン
#フルムーン
#クラウンテール
#ダンボ
#ローズテール
#フェザーテール

お久しぶりの更新です。

なかなか更新が遅れてしまいすいません。

梅ベタスタッフです。

先日、YouTubeの方に繁殖のショート動画を

上げさせて頂きました。




短い動画だったので、なかなか繁殖について説明するのは難しかったので…

繁殖について少し書かせて頂きます。

まず繁殖にはベタを傷つけてしまう
リスクがあります。

相性もあるのでメスがオスを攻撃した場合は
​直ちに中止してあげて下さい。

たくさん生まれるのでその覚悟を持って
繁殖はおこないましょう。

ただ上手くやれば傷付かない
場合も多い事をご理解ください。

繁殖に必要なもの梅ベタ仕様

水槽5リットル程度
水槽20リットル以上
コレクションケースSかM
温度計
網小さめのもの
ヒーター温度調節機能があるもの。
マジックリーフ
水草・メスが隠れる為
(マツモ、アナカリス)
スポイト
(水作マルチスポイトがオススメです。)
ゼオライトの石
PSBバクテリア
ブラインシュリンプ
ハッチャー
エアレーション


この辺りは最低限必要です。

あとは健康なオスベタと
健康なメスベタです!
抱卵しているメスベタは生後(4.5ヶ月)くらいである程度お腹が膨らんでいれば大丈夫です。
同じ種類(例プラカット✖️プラカット)
でなくても繁殖は出来ます。
オスと同じかオスより小さいメスでないと上手く
巻きつけて産卵が出来ない場合もあるので、
サイズ感も選ぶ上で重要です。


まず必要なものとして、水槽です。

初めは5リットルの水槽

大きくなるにつれて水質の管理がしやすい20リットル程度の二つの水槽を用意して下さい。

よくバケツやプラスチックのケースに蓋をしてそっとしておくという、方法を耳にしますがあまりオススメはできません。

なぜかというと💡

ベタの行動が見れないという事はオスがメスを傷付けている事も分かりませんし、ベタが卵を食べてしまっていても気がつかない事が多いからです。

明るくても繁殖は狙えるので大丈夫です!

まず5リットルの水槽に
水を作ります。普段の飼育水で構いません。
水量は5リットル水槽の半分くらいの水量で
大丈夫です。

ヒーターの温度は28度くらいに設定して下さい。

そこにマジックリーフを一枚浮かべます。

半日くらいしたらタンニンが滲み出てくるので
 

オスのベタを投入します。

ブラックウォーターの水に慣れさせます。

この時点では泡巣を作る子もいれば全く作らない子もいます。

次の日…

メスをコレクションケースのまま水槽に入れます。

この時水槽の水を使ってもOKです。

水位が同じになるように調整してあげます。

このメスを入れたお見合いでオスの泡巣作りが
加速します。

ここから一日で泡巣を作らなかったりするオスはやめた方がいいです。(相性や体調などもあるので)

そのまま1日半から2日はオスにメスを意識させて慣れさせます。

このお見合いの時間をしっかり取る事が怪我をさせない為にとても大事だと考えています。

コツとしてはお互いがあまり意識せず、超接近した時だけフレアリングをするくらいまで、慣れさせると繁殖まで攻撃する回数がグッと下がると思っています。


約2日間お見合いをさせてオスの泡巣が大きくなってきたら、(泡巣が見えていなくてもマジックリーフの裏に作っている事も多いです。)

メスを投入します。この瞬間からエサは一切あげません。

この日はなるべく目の行き届く日にしてあげて下さい。監視体制です。

はじめはオスがメスを追い回します。

オスが泡巣の下で待機するまで

なかなか二人の距離が縮まらないですが

少し離れてみてあげましょう。

その気になるとオスがメスを呼び始めます。

メスにちょっかいを出して泡巣の下にすぐ戻る。

この行動が出てきたらオスのスイッチはオンです。

メスはそれに気づいて泡巣の下に行くと産卵が始まります。

感動的瞬間なので、是非見て欲しいです。

この産卵はかなり個体によって時間も違うので

終わったというタイミングはオスとメスが離れて近づかないでいてメスのお腹も少しスリムになっていれば産卵終わりのサインです。

このタイミングでメスを救出します。

産卵が終わったメスはとても疲れているので、
塩浴をしてあげましょう。

オスは卵の世話をするのでまだ働いて貰います。
(食卵してしまうオスもいるので様子を観察しましょう。)

卵は2日ほどで孵化します。

孵化をすると泡巣にぶら下がっているのですぐに
分かると思います。

孵化したらPSBを水槽に少しの水に加えて投入します。

オスを取り出すタイミングはぶら下がっている稚魚が横に泳ぎ出し自分で泳ぐようになれば、網で優しく取り出しましょう。
オスも疲れているので塩浴させてあげましょう。
(この時エサのやりすぎには注意が必要です。
一粒二粒から徐々に増やしていきましょう!)


ここからは人の手で大きくしてあげます。




繁殖が成功してからの管理については

後編にてご説明します。












#梅ベタ
#インドネシア産
#ベタ繁殖
#ベタが好き
#ショーベタ
#ベタのいる暮らし
#ベタ販売
#プラカット
#ハーフムーン
#フルムーン
#クラウンテール
#ダンボ
#ローズテール
#フェザーテール

↑このページのトップヘ